ヒトiPS細胞培養法

20.エイズ研究センター

抜粋  ↓

VII.その他

1.iPS細胞のレトロウイルス研究への応用

(1) 本所におけるヒトiPS細胞培養法の確立 京都大学の山中伸弥教授らのグループによって開発された誘導多能性幹細胞(iPS細胞)は、再生医療への応用のみならず、感染症領域においてもその活用が期待される。そこで、我々は、マウス肺線維芽細胞をフィーダー細胞として、KS-R添加KO-D-MEM培地を用いて、国立成育医療センターで樹立された、ヒト肺線維芽細胞(MRC-5)由来iPS細胞の大量培養を試みた。コラゲナーゼを用いて継代し、培養を行ったところ、多能性を維持した状態で、iPS細胞の大量培養に成功した。今後は本細胞をヒト化マウスへの移植を行い、個体内における分化誘導を行う予定である。[武田哲、西真由子、中川洋一、橋本麻衣、梁明秀、山本直樹]

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