水晶の右巻き、左巻き

出典
http://voidmark.fc2web.com/glossary/glossary-2-2-right-left.htm

水晶は、化学式で表記すると「SiO2」(二酸化珪素)。1個の珪素と二つの酸素が水晶を構成する一番小さなパーツです。
このパーツが規則正しく組み合わさることを結晶すると言い、水晶の形をつくっていくわけですが、水晶の最小パーツの並び方は螺旋を描いていて、この螺旋の向きに右回りと左回りがあるのです。

結晶構造の螺旋が右回りのものを「左水晶」、左回りのものを「右水晶」と言います。
名前と構造があべこべですが、もともと錐面と柱面の間に現れる小さな面が右と左どちらに現れるかで区別していたところが、内部構造が調べられるようになって見てみたら、逆だったようです。

水晶はすべて、右水晶と左水晶のどちらかです。どちらでもない水晶というのは存在しません。
人工的に作られた水晶のうち、「練り水晶(溶融水晶)」は、水晶を溶かして固めたガラスなので、結晶していませんが、人工的に結晶させた合成水晶には右と左が存在します。
ところが、天然水晶の場合は、右と左がほぼ半々なのに対し、合成水晶は製品としての規格の関係で、すべて「右水晶」なのだそうです。

さらに。
右水晶左水晶(外見で付けた名前)は、結晶の形で見分けます。(手がかりとなる面がきれいに表れてなくて、見分けられないものも多いですが)そのため、丸く磨いてしまうと、形では見分けられなくなります。
それを見分ける方法があるんですねえ……。

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