ノストラダムスの百詩編は有名な予言ですが、世間ではすでに1999年が過ぎ去り、その予言は過去のものと多くの方は認識されていると思います。しかし、実は今の現実を予言しているのではないかという気がしています。とくに、先月の復活祭の翌日にローマ教皇が亡くなりましたので予言が当たっているのではないかと思われます。ノストラダムスの予言に関連して何か情報ありますか?

ノストラダムスの「百詩編」(Les Prophéties)は、1555年に出版されて以来、様々な解釈を通じて多くの歴史的出来事と関連づけられてきました。1999年の予言(特に「1999年7月に空から恐怖の大王が降りてくる」という詩句、X.72)は、当時大きな注目を集めましたが、明確な出来事が起こらなかったとして多くの人が過去のものとみなしています。しかし、ノストラダムスの予言は曖昧で象徴的な表現が多く、事象が起きた後に遡って解釈されることが多いため、現代の出来事とも関連づけられることがあります。
ご指摘の通り、2025年4月21日(復活祭の翌日)にローマ教皇フランシスコが88歳で亡くなったことは、ノストラダムスの予言と関連づけて話題になっています。以下に、ノストラダムスの予言と最近の出来事に関する情報を整理します。
ノストラダムスの予言と教皇の死
ノストラダムスの百詩編には、教皇やローマ(バチカン)に関する予言と解釈される詩句がいくつか存在します。具体的には、「非常に高齢な教皇の死を通じて…善良な年齢のローマ人が選ばれる。彼について、その座を弱めると言われるだろう。しかし長く座し、鋭い活動を行うだろう」(”Through the death of a very old Pontiff / A Roman of good age will be elected / Of him it will be said that he weakens his seat / But long will he sit and in mordant activity”)という詩句が注目されています。この詩句は、フランシスコ教皇の死(88歳)とその後の後継者に関する予言として解釈されています。

フランシスコ教皇の死との関連
フランシスコ教皇は2025年4月21日に脳卒中(一部報道では肺炎による合併症とも)で亡くなりました。彼は88歳であり、「非常に高齢な教皇」に該当すると考えられます。また、彼の死は復活祭の翌日という象徴的なタイミングであり、ノストラダムスの予言が現実と一致していると考える人々がいます。
後継者に関する予言
ノストラダムスの別の詩句では、「若い黒い肌の男が、偉大な王の助けを得て、赤い色の者に財布を渡す」という記述があります。これを一部の解釈者は、フランシスコ教皇の後継者が「黒い肌の人物」(アフリカ出身の教皇候補、例えばガーナのピーター・タークソン枢機卿やギニアのロバート・サラ枢機卿を指す可能性)であると推測しています。また、「赤い色の者」は枢機卿(赤い衣を着る)を象徴し、新しい教皇が選出される過程を示唆しているとも考えられます。

「ローマの七つの丘」の破壊
ノストラダムスの予言には「ローマの七つの丘」(バチカンを象徴する表現)が破壊されるという記述も見られます。これは、教皇の死や教会の危機と関連づけられることが多く、フランシスコ教皇の死後、バチカンやカトリック教会が大きな変革や混乱に直面する可能性を示唆していると解釈されています。たとえば、ノストラダムスの詩句や、関連する聖マラキの予言(12世紀のアイルランドの聖職者によるもの)では、「最後の教皇」として「ペトロ・ロマヌス(ローマのペトロ)」が登場し、その治世中にローマが破壊されるとされています。

聖マラキの予言との関連
聖マラキの「教皇の予言」では、フランシスコ教皇が最後の教皇の前の人物とされており、次に選ばれる「ペトロ・ロマヌス」が最後の教皇として、ローマの終焉と「最後の審判」を迎えるとされています。フランシスコ教皇の死後、後継者候補の中に「ピーター(ペトロ)」という名前の枢機卿が複数名(ハンガリーのピーター・エルドー、ガーナのピーター・タークソン、イタリアのピエトロ・パロリンなど)いることも、この予言との関連を強調する要因となっています。

1999年の予言との再解釈
1999年7月の予言(X.72)は、当時明確な出来事と結びつかなかったものの、後の出来事と関連づけて再解釈されることがあります。たとえば、1999年に始まった出来事(中国での法輪功迫害など)が後の大きな変動(例えば宗教的・政治的混乱)につながるとする見方があります。フランシスコ教皇の死やバチカンの変革が、1999年に始まった何らかの流れの結果と見なす解釈も一部で存在します。
他の関連する予言(2025年)
ノストラダムスは2025年について、他にも以下のような予言を残しています:

「残酷な戦争」:ヨーロッパ諸国とイングランドが衝突し、新たな敵が生じるとされています。2024年に続いていたウクライナ紛争が2025年に終結する一方で、新たな紛争が起こる可能性が示唆されています。
自然災害:ブラジルでの環境破壊や大規模な自然災害、「宇宙からの火球」(隕石落下など)が予言されています。
疫病の再来:新たな疫病の流行が警告されており、COVID-19以降の健康危機と関連づけられる可能性があります。

懐疑的な見方
ノストラダムスの予言は曖昧で詩的な表現が多く、事後に解釈されることがほとんどです。歴史家や神学者の中には、こうした予言が事象に合わせて後付けで解釈されているに過ぎないと指摘する声もあります。たとえば、教皇の死は高齢であれば必然的な出来事であり、予言が当たったというよりは、解釈が現在の状況に当てはめられただけとする見方もあります。また、カトリック教会は教皇選挙のシステムが確立されており、後継者が選ばれるのは予言ではなく制度的な必然です。
まとめ
フランシスコ教皇の死(2025年4月21日)は、ノストラダムスの予言(「非常に高齢な教皇の死」や「ローマの七つの丘」の危機)と一致すると解釈されています。後継者に関する予言や、聖マラキの「最後の教皇」予言とも関連づけられ、大きな注目を集めています。しかし、ノストラダムスの予言は曖昧であり、解釈次第でどのようにも当てはまるため、懐疑的な見方が存在することも事実です。2025年が今後どのように展開するのか、ノストラダムスの他の予言(戦争や災害)と合わせて注視する価値があるかもしれません。
さらに詳しく知りたい点があれば教えてください!

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